バンコク、一日目は、スネークファーム。サラデーンの駅から歩いて10分弱ですかね? 子供しか居ませんでした。入場料は大人200THBの子供50THBと安いのですが、楽しみにしていたこの私をも飲み込んでしまうであろう大きさの蛇の剥製があると聞いていたのに、それはなく、様々な蛇の紹介をやりました。生きている蛇を見ることができたのは良かったのですが、解説が英語とタイ語で、生物や蛇の名前の英単語が理解できないと、会話についていけない感たっぷりの二重苦で私の男の連れも少し肩を落としていました。もう一人の女の連れは、蛇嫌いが蛇の認知度が上がり、蛇に好感を持ったようで楽しそうでしたが。
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サラデーンから歩いてChong Nonsiまで歩きましたが、お食事の店を見つけられず、やむなくマクドナルド。連れの空腹を満たすためだけに。私はタイでマックなど食う気も起こらず空気を食べていました。後日談ですが、この航路には、パッポンとタニヤ、ボーイズストリートと夜のお遊びストリートが目白押しということでした。知っていればもっと入念にチェックしたのに!でも、お昼間はヤバイくらい閑散としていましたよ。
Chong NonsiからSaphan Taksinへ電車で移動。電車の中でうるさいのは外人だけ。タイ人は静かに座っています。我々も日本人なので、外人のフリみて、我がフリ直せ、タイ人に軽蔑されてしまいます。バンコクだからって調子に乗らず、日本と同様に静かに電車に乗ることに努めたいですね。そして、日本で話題のチャオプラヤ川へ到着。ここから川登りです。船に駅があり、TaksinはSathorn。目指すはTha Thian。対岸に見える夕日のワットアルンがお洒落。
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ここはワット・ポー。そうリクライニング・ブッダがあるところなのです! ここ良いですね。ブッダの本堂に入る時は、靴を脱がなければなりません。建物の中は少し涼しく、皆裸足で歩き、ドーン・ドーンとドラの音が聞こえてくる。金色色に輝くゴーダマシッダールタの微笑と周囲の壁画を見ていると、ヨーロッパ人だらけの観光地ではありますが、荘厳な気分になるのです。「日本でも大仏を見たね、大仏ととても似ているけど、大仏いうと少し正確ではない。日本の大仏は如来像、タイのブッダは釈迦、つまりゴーダマシッダールタというところは区別しなければならない。」としつこく講釈たれる。ここで良い気持ちになった後は、お約束の無駄遣いアワー。本堂の横で、またリクライニング・ブッダのネックレスを買ってしまいました。前に来た時も買って、しかも現役で使える状態にあるのですが、400THBも寺に募金してしまいましたよ。なんなのでしょう? 仏教徒でもないのに金色が好きなのかな? リクライニング・ブッダのアクセはなぜか購買欲をそそられるのです。
サービスで店のネーさんがオレンジの腕輪を結んでくれた。「これは自然に切れると願い事がかなうと言われている。だから、はさみとかで切らない方が良い」というと、すかさず「うちは無宗教だからそういうのは関係ない」と水を差すヤツがいるのが難点だ。俺がいつ仏教に勧誘したよ? 単なるおまじないだ。ボケが。
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そして翌朝の早朝5:00、連れを日本に送り返し、タクシーのドアが閉まった瞬間、俺の頭の中で、”Nussen Dorma”、「誰も寝てはならぬ」が轟き始めた。Vincero~♪Vence~~~~~~ro~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪
バンコクのホテルの広い部屋で一人。外に出たら危ないという意味のわからない理由で封じられていたバルコニー。朝の5時だというのにフロントに電話して、バルコニーを開けてもらう。パソコンとステレオをセットアップする。ビールを買いだしに行き、ビールを飲み、音楽をかけ、朝焼けを見ながら一服。うまい、実にうまいビールと煙草だ。肉湧き、血躍るとはまさにこのこと。本当に一人で踊ってしまったwww。
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だったら最初から一人で行けよって? あっぷぅだな。抑圧から解放された瞬間が一番エクスタシーなんだよ! ボケが。一日一箱吸う節度のない喫煙者にはわからないかもしれないがな。俺は今でも1日6-7本。禁断症状が出て苦しいところで吸うから煙草はウマイんだ。惰性でパカパカ吸うもんじゃねぇんだ! 連れはこの開放感のためのコストと思ってもいいくらいで、この素晴らしき演出に協力してくれていたんだ!
私は家族的、平和な雰囲気とチャラチャラした感じが大嫌いでして、日本で嫌いな場所3傑は、原宿、横浜元町、ディズニーランドです。109は? と突っ込まれそうなので、言っておくと3分歩けば道玄坂がある109は、ビルに入ったことはないのですがそれほど嫌悪感を抱いておりません。去年の年越しもシンガポールの日本人会で、ご家族系な雰囲気だったもんですから、荒れちゃって荒れちゃって、暴言吐きまくりで、お友達に怒られてしまいました。
私は特異体質なのかもしれませんが、家族的な雰囲気で長時間過ごすとストレスが蓄積していきます。その雰囲気を足の裏で踏みつけたくなる感情をぐっと堪えるのもまた開放時のエクスタシーの根源です。一方、夜の歌舞伎町、道玄坂、池袋北口などをウロウロしてると自然とストレスが開放されます。またカジノ、トレーディングフロア、取引所ピットなどは、そこに居るだけで心が癒されます。不夜城バンコク、それは歌舞伎町^2のストレスの開放地区。思わず躍る俺の気持ち、男ならわかるだろ?
昼間、National Stadiumの東急・MBKで携帯を買う。プーケットで携帯をプールの中に落として壊してしまったのです。でも安い! わずか1200THBでノキアの超ボロ携帯が買えましたよ! 事前に購入しておいたSim Cardを挿入、お友達に電話して、「平仮名で『あ』ってSMSしてくれない?」ってお願い。無事に文字化けせず表示できたので即お買い上げ。そのまますぐ電車に戻り、今度はNanaに向かう。Soi3のサンダルストリートだ!
BTSの車内アナウンスで一番好きなのは“Next Station, Nana”の時のナァナーって発音。タイっぽくてとても良い。この気が抜けるというか怒ることを忘れさせる発音は、タイを象徴しているようでとても良い。サンダルストリートを散策していたが、気に入ったサンダルが置いてある店はなんと2年前に来た時と同じ店。
Royal Comfort
6/2-5 Sukhumvit 3 road Klong Toeyだ!
おそらくこの店の仕入れ人のセンスが私にぴったりなのだろう。総額1800THBでサンダル2個お買い上げ!!
リクライニング・ブッダのアクセだ、携帯だ、サンダルだ、どうでもいいわ! そんな話は!
早いとこ男のショッピングの話せんかい、オラぁーという男性諸君の怒りの声が聞こえてきそうなので、そろそろ始めるか。
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