タイで遊んできました。前半戦はプーケットでプールにビーチ。私は、タイは4回目なのですが、こんなに日焼けしたのは初めてです。初日で肩、2日目のコーラル島で額と鼻をこっぴどくやられまして、3日目にコンビニで300THBも出して日焼け止めを買い、顔は白塗りのマイケルジャクソン状態で、帽子と長袖の服を襟立ててサングラスで、道行くタイ人に「暑いの?」と笑われてしまいました。悔しいので「暑いんじゃないの、痛いの」と答えておきました。耳も日焼けしてしまいました。
Phuket-Burned-Skin.jpg
プーケットのご家族向けコーラル島の行き方。ツアーなんか組まなくたって大丈夫ですよ。
Patong BeachエリアからRawaiまでタクシーで500バーツ。(メーターは居ないので交渉です)
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Rawaiから船に乗ります。(ボートのようなものですが、スピードボートでなければ1300バーツでOKです。これも交渉で最初は2500バーツとふっかけられました。)
合計2300バーツですよ。一人750バーツ払ってツアーも良いかもしれませんが、そこは人数しだいで計算ですね。
船は30分程度で着きます。波により揺れると服びしょびしょ。後ろ目に乗って重心を後ろに傾けた方が、揺れずに濡れないですむかもしれません。
コーラル島、確かにPatong Beachより綺麗で、かなり遠浅で魚が居ます。ただし日光は要注意です。私はここで数時間泳いでいたら顔面を完全に日焼けでやられました。(日焼け止めなしはかなり危険です)
Coral-Island_Fish.jpg
鼻の突起などわずかに数センチなのに、日焼けするんですね。おそるべき数センチ。日焼けとは日照時間の積分のようです。しかしですよ、わざわざタイまで行って日焼け。少し悲しいです。日中長い間外に出ていた、あるいは海で遊んでいたという証拠なのです。プーケットって夜の街でしょ? 夜遊べていないという大人な事情というか、子供の事情なんですけど、いつしか全く日焼けしないプーケットの旅もしてみたいですね! 夜はホテルの部屋でウイスキーを飲みながらカードを興じるという昼夜逆転現象が起こっておりまして、プーケットは全く読者諸君にアピールする出来事もなく終了ということです。楽しいプーケット・レポートができなくて申し訳ございません。次回こそ、昼はホテル、夜に街に繰り出すような”男旅行”したいものです!
「ホテル帰ったら、ブタのしっぽやろうよ。スピードも後10回くらいやりたいね。」
いいよ、と答えて父は考える。負けることが嫌い、露骨に手を抜いて八百長してもまた不機嫌になる厄介者だ。ただし、同居している兄や母とは同等な勝負をしないと気が済まず、露骨なハンデをつけられると怒りがこみ上げてくるが、異次元の世界の住民である父が相手の場合は、かなりなハンデがつけられていても、気にならないという特質がある。
ブタのしっぽのような手札もないゲームでどのような八百長をやるのか? 疑問に思う諸君も居るだろう。
最も次元が低い八百長だが、口八丁の詐欺的なもので、「ドキンちゃん、使っていいよ。お前が場の札を取らされる時、取りたくなければ、ドキンちゃん使えば、お前の代わりに俺が取るというルールにしよう。」という滅茶苦茶なレベルだ。
ブタのしっぽの勝負時、場札が累積しまくり、お手つきや最劣後によって、この累積場札を取らされたら負けが確定するというような”場”になることがある。その時に「これはドキンちゃん使った方が良いんじゃないかな?」というアドバイスまでつけてあげる。さらにお手つきしても見逃しありだ。お手つき見逃しってことは負けようがないハンデなのだが、それに気付かず真面目にやってる限りはこのハンデもつけてあげるべきだろう。
7並べのハンデは、パスできる回数に差をつける。2回と標準的に3回までと。
但し負けず嫌いの厄介者のパスは同じ3回だが、ドキンちゃんで。ドキンちゃんパスとは、ここが出せないという指定付きパスで、指定されたところを手札に持つ者は強制的にその札を出さなければならないというオプションを持っている。もちろん、普通にパスすることも可能だ。ドキンちゃんパスを序盤戦から計画的に用いれば、普通にやれば負けるはずもないくらいの強烈なハンデだ。
スピードにおけるハンデは、自分の場札の枚数に変えることだ。通常、互いに自分の場札は4枚で勝負するが、4対2、つまり強者の場札は2枚のみで連続カードを切っていかなければならない。これは試行錯誤の結果わかったことだが、ハンデ場札は、4対3でやっても勝てないくらい強烈に効くプレイ制限だ。また通常2人プレイのスピードを3人でプレイする場合、場札を2枚に減らすと良い。通常は場札4枚×2人+河×2=10枚、3人は場札2枚×3人+河×3=9枚となるから、場札3枚だとほとんど途切れなく勝者が決まってしまう。
どんなに稚拙なトランプでも、即座にハンデを設定し、手抜き勝負のダラダラ八百長試合を避け、真剣勝負に変える。そして少しのルール変更でスピードを3人でやるという無理ゲーも可能にする。これこそが、ギャンブルのプロ、すなわち天才デリバティブデザイナーの技なのだ。
ハンデに加えて、全てのゲームで共通して使えるここには書けないような投資一族秘伝の如何様も横行しており、一人はその仕組みに気付いている。
「学校のクラスで、トランプをすることがあるかね? お友達相手に毎回勝ってしまってはいけないよ。妹がいるからわかると思うけど、完膚なきまでにやっつけてしまうと、お友達はどう思うかな? もうやりたくないと思う。かと言って露骨にハンデをつけるとバカにされているような気がしてスネてしまうだろう? そんな時に使うのがこの技だ。今、我々は負けるためにこの技を使っている。これを八百長という。一方、勝つためにこの技を使うこともできる。それを如何様という。トランプ、もとい、全てのギャンブルにおける禁じ手だが、確実に勝率を上げる方法だ。よく考えてこの技を使えよ。」
と父は嬉しそうに微笑んだ。
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