藤沢数希様という方が書かれている金融日誌というブログがございます。当ブログのように一部の
デリバティブ・オタクだけが理解できるという稚拙な文章ではなく、一般の方にも理解できる言葉で
センセーショナルな切り口で世の中の事象を斬っている貴重なブログであると思います。
そんな金融日誌に対して、近傍の友人、はたまた金融日誌ブログのコメントにおいて嫉妬めいた
批判的コメントが多く散見されることに対する弁護を今日はしたいと思っています。
私は藤沢数希様という方の本名も知らなければ、資産総額をチェックする権限も持っていない一人
の傍観者であり、何の利害関係もなければ、藤沢数希様に対して、何の感情も持ち合わせており
ません

ただ、藤沢数希様に対して、嫉妬・批判をしている人に対して、一言でいうなれば
木を見て森を見ず
北朝鮮・韓国を見て、中国を見ず
藤沢数希を見て、柳井正を見ず
と思いませんか? と問いかけたいのです。
フォーブスの調べでは日本一の長者は柳井正さんです。そして国税局の調べ、今となっては長者番
付は無き物になりましたが、過去の長者番付で、外資系金融機関の給与所得者が長者番付トップに
ランキングされたことがあったでしょうか? 多くは、株もしくは不動産の譲渡益と相続税納税者だった
ように記憶しております。嫉妬の対象として私が選ぶならば、資産総額で最高額を保有している柳井
正さん、そのものに向けられるべきものです。
同じことの繰り返しにはなりますが、もし仮に、藤沢さんという方が、柳井さん以上の資産保有してい
ながら、柳井さん以下の納税しかしていない。というならば日本に居住していて日本の法人から給与
所得を得ながらにして、国税局が課税していないということになります。とすれば、批判すべきは、徴
税権という最高の国家権力を与えられながらにして、国民の税金で給料ももらっているにもかかわら
ず、徴税できていない国税局を批判すべきなのではないでしょうか?
私は徴税権そして査察権も持っていない、藤沢数希様の資産総額を知る、それを調べる権利も持っ
ていません。そして、日本国の国家財政に対して、たまに帰国した時に支払うわずかながらの消費
税とタバコ税、空港使用料でしか貢献できないしがない一平民の一人に過ぎません。
ですが、そんな一平民の立場から、言わせていただくならば嫉妬するならフォーブスの調査能力を
もって日本最大の資産家であると認知されている柳井正さんに嫉妬心は抱きたいし、柳井さん以上
に資産総額を持っている日本国居住者が居ながらにして課税できていない国税局を批判したい気持
ちです。逆に、多大なる法人税と個人所得税を納税していただいて国家財政に貢献している柳井さ
ん、ひいては藤沢様に感謝するべきだと考えております。
今日は調査に基づかない主観的視点で書いていますが、やむを得ません。私の力、及ばずで、調べる
のが難しい対象です。
私の主張、すなわち、「嫉妬と批判の対象が違う」ということを読者の皆様がどのように受け止めるの
か興味があります。是非、コメントいただければ幸いです。
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