主語は、受け入れるこちら側が、ウキウキする新人という意味で、初任給をもらって調子こいているとか
そういう話ではありません。
要は、新人に期待すること、こんな新人は好感触 ということについて。
一般には、
株式・デリバティブに対して深い興味と好奇心を持って、積極的に業務に邁進すること。
という感じでしょうか? 私はこれ、新人向けとしては不適切と考えています。
デリバティブも株もそんなに小さな世界ではありませんし、二つとも生きていますから、学びきれることはない
はずで、どんなに経験があろうとも、常に何かを得る必要があると考えています。
ですから、新人に限らず、株式市場・デリバティブに従事する者として共通の心がけだと思っています。
新人さんは、経験も知識もないので、強いこだわりや、明確な方向感をもって働くのは難しいでしょう。
経験は一方で偏見を生みます。偏見が過ち、歪み、非効率を生んでいることもあると思います。
経験など無い方が、斬新な視点が生まれやすく、優れている部分もあると思うのです。
年功序列を重んじるのは結構なことですが、それで恐縮し、「素直に先輩の言うこと聞きます」ではなく、
今しかないまっさらな目で見た時に、思うこと・感じること・わからないことを私に言える人
忙しい中、くだらないこと聞いたら申し訳ないのではないか?
こんなことを聞いたら、あっぷぅだと思われるかもしれない。
という「沈黙は金」な発想を私はあまり好みません。
「はい、がんばります」しか言えないようでは、経験の無さから来る強みを活かしているとは思えません。
お金を頂いている以上、新人であっても、プロはプロ。
プロなのですから、黙って言うこと聞きますではなく、偏見に満ちた先輩方の常識を打ち破る発想を
きちんと発言する役割
があるというくらいの意識で働いて欲しいものです。
そして、私もこの言葉を自分自身に向け、日々歩むべきだと思っています。
なんか懐深い人をアピールしちゃいました? でもでも実際は
椅子を蹴ってくる先輩
「てめー、それさっき説明しただろ? わかってねーなら『はい』って言うなよ。お?」とか恫喝してくる先輩
普段鬼なくせに、お気に入りの女性がいる前では妙に優しい先輩
などなど、人間の小さい先輩も居るかもしれません。がんばれ新人さん。