日: 2009年3月18日

ブログ移動のお知らせ

いつもお付き合いいただきありがとうございます。
このたび、アドレスが
http://www.ichizoku.net/
から
http://www.ichizoku.net/
に変更になりました。
それに伴い、ブログ購読されている方は、再度、購読設定をお願いします。
しばらく旧アドレスも、有効のようです。
一族ドメイン・ダイレクトに格上げしました。
検索に引っかかりやすくなり、より多くの方に読んでもらえる機会が広がるらしいです。
ここで、定期的に読んでくださる方、コメントをくれている方に改めて感謝したいと思います。
同時にコメントに対する私のポリシーを再度、記しておきます。
私はプロの「もの書き」ではないので、自身の知識や経験を前提とした文章を書いてしまう
傾向が強くあり、極端に説明が不足している記事もあるという認識はあります。
わかりやすさを追求し、あまりに一般的に書きすぎると、特有の要素がなくなってしまう。
人によって常識・知識は違うので、すべての人にわかるように書くのは難しい。
という事情もあり、今後も説明不足がちなブログにはなると思いますが、このマニアブログに
お付き合いいただいた読者の方には、誠意を持って答えるつもりです。
デリバティブが専門で無い方、金融知識があまり無い方の率直な疑問、初歩的な質問
をコメントしていただくことに全く問題はありません。
今後ともよろしくお願いいたします。


歯磨き粉の買い物と債券Arbitrage

歯磨き粉が無くなったので会社の周りを探索したところ、3.7SGDの歯磨き粉を発見しました。
過去に一度、うちの近所のインド人経営の雑貨屋で3.2SGDで騙されてつかみましたが、
Cheapest駅前の薬局で2.7SGDです。(これは銘柄相違無しの同一銘柄間の差異です!)
会社の周りにあったものは、銘柄が違いましたが、40%も違うことに怒りを覚え、買いませんでした。
セクショナリズム丸出し発言で恐縮ですが、債券系読者の方は少ないので言わせて頂きます。
歯磨き粉の買い物とかけて、債券先物Arbitrageととく。その心は?
どれでも一緒だからCheapestで。
債券の方、間違っていたらツッコミお願いします。
債券先物は、標準物という架空の債券を見立てて、規格化しています。
先物は、受渡適格銘柄に交換比率をかけてセトルされ、
http://www.tse.or.jp/rules/jgbf/jgbfcf.html にありますが、大雑把に言えば、
分母が標準物の価値、分子が受渡適格銘柄の価値、そして経過利子の調整項目がついており
これを鑑みると、受渡適格銘柄の中にCheapestという割安銘柄ができることになります。
債券はどれも似たようなものなので、先物も仕組みとして受渡適格銘柄という複数銘柄群のどれでもいい
などというのが許されるこだわりがない世界、とってもお洒落な世界です。
一方、Equityでは、Settleする銘柄が違うというのは、Worst ofあるいはBest ofと呼ばれ
著しくValueが異なり、Vega,Crossed Gammaがグッリグリのデリバティブで
「株の標準物」とは到底呼べない代物になるのが常識です。
利回りがもっとも高いもの(Cheapest)、すなわち値段だけみて、銘柄を見ずに買い集めるのが
債券Arbitrageの基本だと思っています。素人が外野からみた理解ですので、「実際は違うぞ~」
というプロの声、お待ちしてます。
銘柄のこだわりの無い債券ならではの、特徴的オペレーションと言えましょう。
さて歯磨き粉に話を戻しましょう。
私の実生活における将来の歯磨き粉需要が先物の売りに対応し、買い物はCheapestを探す感覚です。
Carryは、5分で歩いていけるところしか見ていないので、無視。
セトル期間もT+0でもT+1でも、古い歯磨き粉が、まだ少し残っていますからバリューに差はありません。
Equityの投資家の皆様は、歯磨き粉の銘柄が違えば値段が違って当たり前と言いましょうが、このケース
では私は債券先物Arbitrage的観点から、現物・先物間&場間Arbitrageを実行したということです。
債券Traderの方に喧嘩を売るつもりはございません。
むしろ、値段だけ見て銘柄を見ないで買う感覚、(Equity Businessではありえない感覚ですが)
実生活では激しく同意します。
是非仲良くしましょう。
素直に、大差ないので値段的に安い歯磨き粉を買ったと言えねーのか!と言われそうですが・・・。