出世街道 1/2 ~役員への道

トップパフォーマーとは、卓越したパフォーマンスを示すごく一部の社員のことで、特定のポジションについている人のことではありません。

「トップパフォーマーなら放っておいても勝手に成長する」と考える人もいます。トップパフォーマーの潜在力を引き出すためには、同じレベルにある仲間との切磋琢磨が不可欠ですが、彼らの多くは日常的に「自分よりできない人」とばかり働いています。国内では高い評価を受けていても、世界に出ると自分の未熟さを痛感させられる機会が多いアスリートと異なり、彼らは組織や業界を超えて、もしくは国を超えて「自分より圧倒的にできる社員」と出会う機会がほとんどありません。このため本人は「自分には、さらに高い場所を目指す必要がある」という意識さえもないままになってしまうのです。
伊賀泰代.生産性

俺は残念ながらトップパフォーマーではないんだが、思い当たる奴がいるわ。

多くは日常的に「自分よりできない人」とばかり働いています。
国を超えて「自分より圧倒的にできる社員」と出会う機会がほとんどありません。

この状況は、まさにソイツが置かれてる状況で、お気の毒にって感じだな。

年功序列型の組織においても、経営者レースが本格化するタイミングではトップパフォーマーの選抜と育成が始まります。将来の役員候補と認められた部長クラスのトップパフォーマーが、子会社や海外支社、新規事業や今まで経験のなかった部門の責任者を任され、その結果に応じて抜擢されたり、レースから脱落したりと選別されることはよく知られています。一方、若手のトップパフォーマーに対しては、昇格など外から見える形での選抜は入社10年後くらいから、遅い業界では入社以降20年近く行われない場合もあります。なぜ多くの企業は経営者レースが始まるまでトップパフォーマーの意識的な育成に乗り出さないのでしょう?なぜもっと若いうちに彼らの実力を引き出す工夫を始めないのでしょうか?一つは「あまり若いうちから実力差をあからさまにしたくない」からでしょう。選抜に漏れた人がそのまま「あきらめられた人」となってしまう組織では、選抜タイミングが早ければ早いほど、選抜に漏れてモチベーションを下げてしまう人の発生が早く、かつ多くなってしまいます。

もうひとつ、日本的な組織において早期のトップパフォーマー選抜が行われない理由は人事評価の主眼が人材育成ではなく、昇格や評価(ボーナス査定など)にあるからだと思われます。どこの企業でも上に行けば行くほど役職に就ける人の数は減ります。このため前者の選抜は「部長になれない人を落とす」プロセスですが、後者では「役員になれない人を落とす」プロセスではなく、「役員になれる可能性がある人だけを選ぶ」プロセスとなります。
伊賀泰代.生産性

トップパフォーマー、私の言葉で言えば役員候補生だが、役員選抜は部長になってから? もっと早いんじゃないの?日本で2社しか働いことないから、俺の経験ですべてを語ることはできないが、面白い事例を紹介しよう。

新役員就任当日、「バカ殿様のおな~り~!」と見たこともない新役員が各部門を回るのだが、新役員が私の部署に来た時、「おう、WXYZ(仮名)、ここで働いてたのか」と言って帰っていきました。

WXYZって僕と同期のヒラ社員です。しかしWXYZは、なぜかいきなり役員と知り合い。役員としては「トレーディング部門か…、俺セールス出身だし、よくわからんな」くらいのノリだったでしょう。「課長は誰なの?」と聞くこともなく、「WXYZの部署ね」って認識で帰っちゃった。

入社から4~5年目くらいの出来事だったかなー、忘れたけど。でもその時、俺は初めて「WXYZは役員候補生として会社に扱われている」ってことを知った。WXYZは5分話せばわかるくらい同期の中でも圧倒的に優秀だったので、4~5年目で役員候補生だったんだ、なんて言ってる俺は出世競争厳しい会社員に向いてない。どうしてWXYZが役員といきなり知り合いだったかというと、役員候補生は社内の研修が多くて、現職の役員や役員候補生たちとそこで会うの。=俺は、「役員候補生・限定研修」には呼ばれたことないので聞いた話だw 官僚組織とかもキャリアは出世のスピード違うし、部長になってから役員選抜ってのは一般的なのかなー?

図は、正しいが部長の中から選ぶのではなく、ほぼ新人の状態から選ばれている組織もあるだろう。なぜそう思うかというと、私自身は日本の会社で2社ほど働いたことがあるのだが、いずれの場合も、「役員候補生」とまではいかないが「優遇社員」ではあった。ちきりんの言葉で言う「ハイパフォーマー」。だが優遇社員という言葉を使っているのはハイパフォーマーとは若干意味が違うからだ。何かというと

新人・もしくは2年目程度で、仕事の実績がない・もしくはほとんどない にもかかわらず、私に与えられた特権

1.言えば何でも買ってもらえる。
2.部門横断的な仕事が多い。
3.頭越し外交、2階級上からの指示で働いている。

の3点にすぎない。給料が高いとか、役職が早く上がるなどは無かった。